彼氏や彼女を束縛してしまう人に共通する秘められた心理とは

彼氏や彼女の居場所を電話でしつこく確認したり、恋人が自分以外の人と遊びにいくと不機嫌になるなど、俗にいう「束縛したがる」タイプの人はけっこういます。

そして、束縛したがる人の多くが、過去の恋愛経験や幼少期の家庭環境などに大きな影響を受けていると考えられています。

では、束縛したがる行為の裏側には、どのような気持ちや感情が隠されているのでしょう。

今回は、彼氏や彼女を束縛してしまう人に共通する秘められた心理について考えてみたいと思います。

彼氏彼女の束縛をやめられない理由とは

彼氏や彼女を束縛してしまう人は、いつも不安を抱えています。

つまり、恋人と少しでも離れていると、浮気をされていないかとか嫌われたのではないかとか勝手に考え始め、自分を自分で追い込んで不安になってしまうのです。

自分を自分で追い込んで不安になってしまう人の多くは、過去に同じような体験をしていることが多いと考えられています。

たとえば、初めてお付き合いした人に浮気されたり、結婚直前になって突然婚約破棄されたりなど、過去に強烈に傷つけられた経験がトラウマとなり、忘れることができないのです。

また、幼少期に母親からの愛情を十分受けずに育った場合にも、恋人を束縛する傾向が強くなるといわれています。

なお、恋人を束縛する傾向が過剰になり過ぎた場合、ＤＶやモラルハラスメントと呼ばれる精神的な嫌がらせや言葉による暴力につながる恐れもあるため、注意が必要です。

彼氏彼女の携帯メール見たくなる心理とは

また、彼氏や彼女を束縛したいという気持ちは、携帯メールを盗み見るという行為となって表れることもあります。

なぜならば、携帯メールの内容は恋人の言動や態度に違和感を感じた時、手っ取り早く簡単にその真偽を確認できる方法だからです。

恋人の携帯メールを盗み見る行為は相手のの本心を知りたいという気持ちの表れとして解釈することができます。

しかし、本心を知りたいという気持ちの裏側には、自分が嫌われているのではないかという不安な気持ちが必ず潜んでいるのです。

ほんの出来心とはいえ、携帯メールを盗み見るという行為は、結果的に信頼関係を失い別れを切り出されるきっかけにもなりかねません。

恋人の携帯メールを盗み見ることは、相手の本心を知ることは出来ても、相手からの信頼関係を失うことを覚えておきましょう。

嫉妬心とうまく付き合う方法

これは、束縛しない人からすると意外かもしれませんが、彼氏や彼女を束縛したい気持ちの強い人は浮気願望が強いと考えられています。

なぜならば、彼氏や彼女を束縛したい気持ちの強い人は自分自身の浮気願望が強いため、恋人も同じように浮気願望があると考え、浮気をさせないために束縛しようと考えるからです。

恋人の浮気を疑い嫉妬する行為は、束縛される側からすれば最初のうちは可愛いと感じられるかもしれませんが、時間の経過とともにうっとうしく感じるようになるのは当然のことです。

つまり、浮気をさせないために恋人を束縛することが、かえって浮気を誘発する要因となり、結果的に別れを告げられる原因になるということです。

彼氏や彼女を束縛することは、愛情表現ではありません。

自分の不安な気持ちだけを満たすため束縛を続けるのか、恋人と適度な距離を保ちつつ信頼関係を築くのか、どちらを選ぶのかはすべてあなたの行動次第です。